【YAMAHA】PACIFICA(パシフィカ)を徹底レビュー!ギターのスペックとメリットを解説

Electric Guiter
この記事から分かること
  • YAMAHAのPACIFICA(パシフィカ)はどんなギター?
  • スペックを見たけどよくわからない人への解説
  • PACIFICA(パシフィカ)の特徴とおすすめポイント
  • どのような人におすすめできるギターなのか

国内メーカーYAMAHA

yamahaロゴ

ギターやベース、ドラムなどの音楽業界は海外メーカの人気が高くユーザーも多く獲得しています。

そんな中でも国内メーカで同じように人気を得ているのが『YAMAHA(ヤマハ)』です。

YAMAHAはピアノやギターだけでなく、ドラム、バイオリン、管楽器など数多くのジャンルを発売しています。

ギターもアコースティックギターやエレキギター、エレキベースなどを展開し、さらに独自のジャンルである『サイレントギター』は大きな注目を集めました。

YAMAHAの中でも今回解説していくのはエレキギターの『PACIFICA(パシフィカ)』。

どのような特徴があるのか見ていきたいと思います。

PACIFICA(パシフィカ)の品番の仕組み

パシフィカはいわゆる「ストラトキャスター」の形をしたエレキギター。

パシフィカの品番には100〜600までの番号が振られており番号が大きいほど高価格になっていきます。

全体的に見ると価格は4万円〜9万円と中価格のラインナップとなっています。

100シリーズ

100シリーズは一番安価で手に入れやすいシリーズになっています。価格は4万円くらいなので最初の1本にはちょうど良いですね!

カラー

カラーリングとして用意されているのは黒や青などの単色やサンバースト、サテンオイルのバリエーションとなっています。

単色の塗装の種類はグロスウレタン。グロスとは鏡面のように光沢のある塗装だよということ、ウレタンとは塗料の名前でポリウレタンという塗料を使って塗られているよということです。

サテンオイルのカラーコード:YSNなどは艶はなく木材そのままを生かしたような塗装方法になっています。

ポリ(ウレタン)塗装は一番一般的なギターの塗装方法で耐久性がとても高いのが魅力です。

しかしあまりに強い衝撃が加わると塗装自体が割れてしまい修復が困難になってしまうこともある(再塗装しても馴染まないことがある)ので注意が必要です。

関連記事:ギター塗装の種類とは?ラッカーとポリの違いを解説!

ピックアップとコントロール部分

ピックアップ配列はSSHとHHの2パターンをラインナップしています。

S=シングルコイルピックアップ(ピックアップ1つ)

H=ハムバッカー(ピックアップが2つで1つ)

シングルコイルピックアップはクリーンで綺麗な音を得意とし、ハムバッカーは歪んだ音を得意とするピックアップです。

5点式のセレクターが付属しており、鳴らすピックアップを自在に操ることでさまざまな音のバリエーションを出すことができ、いろいろなジャンルを演奏したい人にも最適の1本となっています。

ハムバッカーにはコイルタップ機能もついています。コイルタップとはハムバッカーの2つあるピックアップのうち片側だけを鳴らす技術のことです。

片側だけ鳴らすことによりハムバッカーでもシングルに近い音を出すことができます。それにより音のバリエーションがさらに広がります。

パシフィカではノブを押し込んだり引き上げることでコイルタップのオンオフを切り替えることができます。

ブリッジ機構やその他

ブリッジ機構はトレモロになっています。トレモロとはブリッジのお尻側が少し浮いていることによりアームを使って音を(ブリッジごと弦を)揺らすことができます。

トレモロブリッジであることによりチューニングの安定性は落ちますが音の幅がさらに広がります。

また100シリーズには左利きユーザーのためにレフティモデルも発売されているので嬉しいポイントですね!

200シリーズ

200シリーズは100シリーズの仕様に木目が綺麗なトップ材が施されています。フレイムメイプルキルテッドメイプルなど木材の美しいデザインが高級感を醸し出しています。

フレイムメイプルとはハード•メイプルによく現れる縞模様の杢です。別名タイガーストライプ(虎杢)とも呼ばれ名前の通り縞模様が特徴的な木目の1つです。

キルテッドメイプルとはソフト•メイプルによく現れる網目模様の杢です。個人的にはキルテッドメイプルのが好きですが見た目には両方とも木材の美しさが出るのでとても良い感じになります。

細かい仕様やパーツ類は100シリーズと同じなので大きく異なるのは見た目だけですね!

価格は45000円ほどと多少高くなりますが見た目が圧倒的に良くなるのでオススメです。

300シリーズ

300シリーズは600シリーズのいわゆる下位互換です。ピックガードの色もお洒落な柄になり、ピックアップには「P-90」が使用されています。

パーツ類も上位のものが使われるようになりペグ部分にはGrover社のロッキングチューナー、ナット部分も人工象牙に変わりました。

300シリーズのピックアップはSH配列のみ用意されており、コイルタップ機能によりリアのハムがシングルに切り替わります。(実際にはシングルの音とは少し違いますが…)

P-90はギブソンの代表的なシングルコイルで、レスポールなどに採用されているピックアップです。レスポールらしい甘くまろやかな音が特徴的なピックアップがパシフィカにも採用されています。

600シリーズ

600シリーズはパシフィカの中でもハイエンドシリーズです。価格も高めですがボディ材やネック材、指板、パーツ類に上等なものが使われています。

ピックアップも独自のものではなくセイモアダンカン製のものが組み込まれています。

パシフィカのオススメポイント

パシフィカオススメポイント
  • サウンドバリエーションの豊富さ
  • コスパの高さ
  • 見た目の高級感
  • ネックも細めで弾きやすい

オススメポイントはなんといっても出せる音の多さです。5点式のセレクターにコイルタップ、トレモロ機構など多彩なジャンルにも対応しやすいのは魅力的な一面です。

価格は公式ホームページでは4万円ですがオンラインショップやサウンドハウスなとでは値引きされ3万円以下で買えるものもあるのでお得になっています。

価格の割に作りはしっかりしており機能もたくさん詰まっている印象です。

200シリーズなら見た目の高級感もグッと出ます。しょぼいギターだと飽きがちですが、お洒落な木目が出ているだけで一気に愛着が湧きます。

ネックは他のストラトなどより若干細めで初心者でも弾きやすいようにと設計されているようです。

こんな人にオススメ!

  • 初めてギター買う人
  • でもまだどんなジャンルをやるか決まってない
  • 安すぎず良いものを買いたい
  • 国産メーカーを買いたい

逆にこんな人には別のギターがオススメです。

  • ジャンルがもう決まっている
  • もっと個性的なギターが欲しい

オススメ記事:【レビュー】YAMAHAのサイレントギターが自宅用アコギにはオススメ!

コメント

  1. Anonymous より:

    ストラトギターとはどちらかと言えば歪んだ音を得意とするエレキギターのことです。←別にそんなことないが?

    • ame より:

      私の浅い知識が周知されてしまったこと大変失礼致しました。
      すぐに訂正しておきます。
      ご指摘誠にありがとうございました。

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