【初心者でもできる】ギターのセットアップのやり方を解説!ギターをベストな状態にしよう!

GUITER
この記事から分かること
  • ギターのセットアップの仕方
  • ギターを常に最高の状態にするには?
  • ギターの本領を発揮させられる

初心者でもできるギターのセットアップのやり方

ギターは放置していると湿気や気温など外部の影響を受け変化していきます。

弦の張り具合やネックの反り具合、ネジの緩みなど細かい部分は時間とともに調整を加えないといけません。

今回は初心者でも自分のギターを最高の状態かつ本領が発揮できるように調整するべき項目とやり方を説明していきます。

やるべきことは以下の通りです!

  1. 弦を外して細部を掃除
  2. チューニング
  3. ネックの調整
  4. オクターブチューニング
  5. フレットバズの有無の確認
  6. 弦高の調整

弦を外して細部を掃除

まず最初にやるべきなのは汚れや埃の除去です。

ギターを演奏しているとピックの破片や埃などがピックアップの間に溜まったり、ブリッジ部分に埃が溜まったりします。

弦を外したタイミングでここら辺も拭き掃除をするようにしましょう!

もしフレットがサビついていたり、汚れてしまっていたらヤスリやクリーナーなどで擦ってあげると綺麗になります。

関連記事:【完全保存版】ギターのメンテナンスのやり方と注意したいポイント!

チューニング

埃を払ったら弦を張り直し「チューニング」をしましょう!

チューニングをすることで安定した音を出すことができます。ギターのチューニングは狂いやすい上にチューニングがずれると全てが崩れてしまうのでとても大事な部分になります。

レギュラーチューニング:EADGBE(6弦〜1弦)

ダウンチューニング(ドロップDチューニング):DADGBE(6弦〜1弦)

ベース:EADG

ウクレレ:GCEA

チューニングにも種類があります。自身の演奏にあったチューニングをしてあげましょう!

より安定したチューニングをするために音程を合わせるときは弦を巻き上げる(音程を上げる)方向へ回す時に合わせると良いです。

関連記事:【ギター】チューニングのやり方とコツ!ドレミとオクターブも徹底解説!

ネックの調整

弦を張ってチューニングをしたらネックの反り具合も見てあげましょう。

ネックは弦の張力や湿気など外部の影響を受けやすく真っ直ぐでなければいけないネックが順反りや逆反りを起こしてしまうことがあります。

ギターネックの順反りと逆反り
順反りと逆反り

ネックが反っているかはヘッドの上部から確認すると分かりやすいです。もしネックが反っていたら「トラスロッド」を回して調整してあげましょう。

ネックの反りはフレット・バズ(音のビビり)や演奏性の低下を招くのでこまめにチェックしてあげると良いです。

ネックの調整をしたらチューニングがずれてしまうので再度チューニングをしてあげてください。

関連記事:トラスロッドとは?仕組みや調整方法、レンチのサイズを知ろう!

オクターブチューニング

オクターブチューニング(オクターブ調整)とはより正確なチューニングです。

開放弦のみチューニングしていた通常のチューニングとは違い、オクターブチューニング(オクターブ調整)は12フレット目の音のチューニングを行います。

12フレットの音を調整する理由は開放弦の1オクターブ上の音が12フレットの音に当たるからです。

指板で見るオクターブ上の音の場所
指板で見るオクターブ上の音の場所(0フレットは開放弦)

オクターブ上の音とは基準にする音から12フレットずれた位置にあるところが該当の音になります。この音は基準にした音と同じ音階でありながら1音高い音になります。

関連記事:詳しくはオクターブとは?をご覧ください

通常ギターの指板上を上画像のように何弦の何フレット目はこの音と決まっています。空白のところも半音(#や♭)が入ります。

普通にチューニングして合わせることができるのは開放弦(0フレ)の音だけなので他のフレットの音があっているかの確認も大事になってくるのです。

オクターブチューニングはブリッジのサドル部分のお尻のネジをドライバーで回すことでサドルの位置を調整できます。サドルの位置が変わることで弦長が変わるため開放弦以外の音にも変化が出てきます。

各弦ごとに適切な弦長は異なるため1弦ずつ調整してあげましょう!

フレット・バズの有無の確認/弦高の調整

チューニング、ネックの調整、オクターブチューニングを終了したら「フレット・バズ(音のビビり)」を確認して見ましょう。

フレット・バズとはギターを弾いた時に弦がフレットに触れてはいけない時の触れてしまっているために起こる雑音です。例えば開放弦の場合フレットに触れることはないですがフレットに抵触していると弦の振動が阻害され「ビィ〜ン」といったダサい音がなってしまうのです。

これは開放弦以外にも発生するので一度全ての音を1音ずつ鳴らしながら確認して見ましょう!(6弦の0フレット目から1弦の最終フレットまで)

もしフレット・バズが発生していたら修正が必要です。

修正方法は2つ。弦高の調整ネックの調整です。

弦高の調整はブリッジのサドル部分で調整できます。先程のオクターブチューニングの箇所とは違い下画像の部分での調整になります。小さい六角レンチで調整ネジを回すとサドルの高さが変化します。

弦の両脇に2つ穴があるので両方を適切な高さに合わせて弦高を調節しましょう!

サドルの弦高調整ネジ
サドルの弦高調整ネジ

それでも治らない場合はネックの反り具合を再度調整しましょう。

ギターのセットアップのやり方〜まとめ〜

ギターには調整しなくてはいけない部分が数多く存在します。

とはいえそれほど技術を伴うわけでもないので初心者の方でも見よう見真似で簡単に調整することができます。

自分の大切なギターを長く使うため、そして最高のコンディションで使用するためにこまめなセットアップを心がけると良いかもしれません!

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