【ギター】音がビビる原因と治し方を覚えて調整方法をマスターしよう!

GUITER
この記事から分かること
  • 音がビビる(フレット・バズ)って?
  • 音がビビる原因とは
  • 弦高とは何か?弦高を調節する時の基準とは?
  • 治し方は?

ギターの音が”ビビる”(フレット・バズ)とは

ギターを1音1音演奏していると特定の場所で「ビィ〜ン」という音がなってしまうことがあります。

これをギター界隈では「音がビビる」または「フレット・バズ」と呼びます。

音がビビってしまうとやはり気になりますし、雑音なため心地の良い音とはかけ離れた音になってしまいます。

自分のギターに”ビビり”があるかどうか、またどこがビビっているかわからない時は、全ての音を1音ずつ弾いて見ましょう!

6弦の1フレット目から1弦の最終フレットまで順番に弾いていくことでビビっている箇所をまず突き止めることが大事です。

音が”ビビる”(フレット・バズ)原因は?

フレット・バズという名称からも分かるように原因はフレットにあります。

通常、弦とフレットの間には一定の距離が設けられており弦を抑えないまま振動させてもフレットに接触することはありません。

逆にフレットに弦が接触するのは弦を抑えた時のみです。弦とフレットが接触することで振動する弦の距離が変わり音程が定まります。つまりフレットがあることで同じフレットの間を抑えれば毎回決まった音程が簡単に得られるのです。

弦楽器のフレットがある理由
フレットがあることで決まった音程になる

そしてフレット・バズ(ビビり)の原因とは弦を抑えていないのに振動させた弦がフレットに触れてしまっていることです。

フレットの抵触することで振動が阻害され、音がブレてしまうのです。

これは弦の高さが適切ではないためにこのような現象が起きてしまいます。

関連記事:【ギター】フレットとは?種類と役割を解説!各部名称も合わせて覚えよう!

弦高(げんこう)ってなに?

弦高とは張ってある弦と指板との距離を表す指標です。

指板から一定の高さに弦が張られていないとビビりの原因になったり、演奏性が悪くなってしまいます。

弦高はメーカーなどにより適切な高さが定められているのでお持ちのギターのメーカーに沿った弦高に調整してあげるのが適切になります。例えばFenderではこのように定められいます。

◆Fender/エレキギターの弦高

1弦〜6弦(17フレット) 

弦高 :”4/64″(1.58mm) 

弦ゲージ:010~046

弦高は測る時は基準となるフレット数を定めないといけません。Fenderでは17フレットを基準に測ってねと決められています。

なので見方としては「弦の太さが”010~046”の1弦〜6弦の17フレット目の弦の高さを1.58mmの高さに調節してね」という意味になります。

今回紹介したのはエレキギターの基準になりますのでアコギやベースの場合はその基準にあった弦高にしてあげましょう!

関連記事:エレキ弦とアコギ弦の違いとは?弦の種類と特徴も徹底解説!

この基準はメーカーによって測るフレットや高さが違いますのでそれぞれのメーカーの基準を調べて見ましょう!

参照リンク:Fender弦高基準

参照リンク:GIBSON弦高基準

ビビりの治し方~弦高の調整方法~

では実際にビビりが起きてしまっているギターの治し方を解説していきます。といっても説明するのは弦高の調整方法です。ビビりの原因は弦高なので弦高を調整していきます。

弦高の調整方法は2種類存在します。

◆弦高の調整方法

  1. サドル部分を調整
  2. ネック本体の反り具合を調整

サドル部分を調整

弦高を調整するのに最も手軽な方法です。

ブリッジには弦高を調整するための機能がサドル部分についています。

ギターブリッジの弦高調整ネジ
サドルについている弦高調整ネジ

サドルの弦が通っている横にある小さな穴が弦高調整用のネジになります。ギターを購入すると必ず六角レンチが付属で入っているので大きさの合う六角レンチでこのネジを回すことができます。

ネジを回すことによりサドルの高さを調節できます。サドルの高さが上がれば弦の高さも変わってくるのでビビってしまう弦のサドルを1個ずつ調整しましょう。

音がビビる時は弦高が低くなっているので弦高を上げてあげれば解決すると思います。ビビりが発生した時は基本的にこのサドル部分から調整してあげましょう。

それでも音がビビってしまう時は2つ目の手段を実行して見ましょう!

ネックの反り具合を調整

弦高を調整する2つ目の手段はネックの反り具合の調整です。

ネックが順反りや逆反りをしている時にネック内部に組み込まれている「トラスロッド」と呼ばれる部分をいじることでネックの反り具合を調整することができます。

ネック内部に組み込まれているトラスロッド
ネック内部に組み込まれているトラスロッド

トラスロッドを調節するネジ部分は下画像のようにネックの上部(ヘッド)から突き出ている場所になります。(アコギなどはネックのお尻にあったりします)

トラスロッドの調節部分
トラスロッドの調節部分

音がビビってしまう時はネックが順反りになっていることが多いです。

なのでトラスロッドをヘッドを上から見た時に時計周りに回すことでネックを逆反りの方向へ曲げる(順反りを治していく)ことができます。

トラスロッドの回す向き
トラスロッドの回す向き(画像のギターにトラスロッドが映ってませんがご容赦ください)

ただしトラスロッドの調整は回しすぎるとギターを壊しかねないので慎重に行うか、お店の人や手慣れた人にお願いすると安心です。

関連記事:トラスロッドとは?仕組みや調整方法、レンチのサイズを知ろう!

〜音がビビる原因と治し方〜まとめ

まとめ
  • 音がビビることを「フレット・バズ」という
  • 音がビビる原因は弦の高さが適切でないから
  • 弦高はメーカーごとに基準が定められている
  • 弦高の調整方法は2種類「サドル部分」と「ネック部分」
  • 最初はサドル部分で調整無理ならネック部分を調整

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